今回は、読んでくれたあなたが「明日さっそく書店へ行ってみようかな!」と思えるように、

本への恩返しという意味も込めて、私に読書の素晴らしさを教えてくれた運命の一冊とも言える本を紹介します。

その本のタイトルは、こちらです。

『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
20代で身につけたい本の読み方80』千田琢哉

社会人になったばかりの頃です。

なんだか思うようにいかなかったりつまらない失敗をしたりして、自信をなくしていた時期がありました。

特に何も考えずにふらっと通りがかった棚の前でこの本を見かけました。

「つらいときこそ本を読め!」

その帯に書いてあったこの言葉に、どうしようもなく強烈に惹かれました。

「これは今の私のことだ!」と心のなかで興奮して、なかば衝動的にレジに持って行きました。

読書を活かす楽しさにはっきりと目覚めさせてくれたのはこの本です。

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当たり前すぎて見落としていること

状況も気持ちも八方ふさがりでつらくて、そこからなんとか抜け出したいとき、どういう解決方法を求めるのかは人それぞれかと思います。

しかし、その手段として真っ先に「読書」が浮かぶ人は少ない。

だって本を読むなんて、”みんながやったことのある普通のこと”じゃないか。

絵本、教科書に載っている文学作品、ノンフィクション、マンガ、趣味の雑誌・・・。

考えてみれば、本を読むということは誰しも何度も経験していることです。

解決策は、みんながやってなさそうな、ちょっと変わった場所にあるんじゃないかと思ってしまう。

だから人と会って愚痴ったり、買い物して発散したり、外からの刺激に期待してしまう。

つらくて苦しくて、「何かないか」と辺りを必死に見渡しているあなた。

この本は、実はあなたの足もとの当たり前のところに「読書」という救いがあるんだと教えてくれます。

大学4年間で1万冊以上の本を読んだ著者の言葉

著者は自らを文筆家と名乗り、すでにビジネス書・自己啓発本を150冊近く出版されている方です。

この本では「行動力」「仕事力」「経済力」「成長力」など、7つの観点から本の読み方について語られています。

  • そもそも、どんな基準で本を選んだらいいか分からない
  • 自分がどんな本を読みたいか分からない

そういう段階の悩みから、本の世界へ丁寧に案内してくれています。

そして各章の終わりには、テーマごと著者おすすめの本が載っています。

タイトルの通り、

  • なぜ本を読むのか
  • 本の読み方
  • 本から得られること
  • 本を読んだあとの行動

など、本の活かし方についていろんな角度から語っています。

本の中から、いくつか抜粋します。

自分を守る言葉を持つ

読書している人は同じ環境にいても精神的にタフです。
なぜなら、自分を励ます言葉をたくさん持っているからです。

本は書いた人の経験値や思いが凝縮されたものからこそ、読んでいて得られる言葉には力がある。

心の琴線に触れる言葉は、必ず自分を励まして支えてくれます。

本棚は将来の鏡

人は自分の本棚に並んでいる本のような人間になるようにできています。
なぜなら、本棚に並んでいる本は、あなたが買うと決めた決断の集大成だからです。
わざわざ旅に出なくても、自分探しの本質は身近にいつも転がっているのです。

本を手にとって、お金を払って自分のものにするのはなぜか。

それは、本に書かれたことに興味があり、答えを求め、考え、実現させたいからに違いありません。

確かに本を読むということは、今とは違うステージへ自ら進んでいこうとする行動です。

当時はそんなこと意識したことがなくて、目からウロコでした。

少し余談ですが、趣味でも自分の身に余る高い道具や資料などを奮発して買うことがあります。

それは、憧れの人のようになりたかったり、いつか買ったものに見合う実力をつけたいという思いの現れですね。

人は自分を奮い立たせるために、無意識にそういう行動を起こすものなんだ。

この文章を読んで、「本棚には理想の自分を表すようなお気に入りの本を並べていこう」と決めました。

当事者意識を持つ

読書に限りませんが、日常に起こったことを他人事としてではなく、自分事として捉えていく癖を人生の早い時期でつけておくとお得です。
自分ならあの状況でどうするだろうかと考えるのです。
1しか気づけない人と100気づける人とでは、本の値打ちがまるで違ってきます。

当事者意識を持って本を読むことで、1冊から得られる「気づき」が全然違う。

自分が「何を知りたいか、本に何を求めているか」をはっきりさせた上で読書することの大事さが語られています。

当事者意識とは、言い換えればリスク。

常にリスクを背負って他人事ではなく"自分事"でいる姿勢は、アンテナを高く張るという意味でも有効だなと思います。

世の中の流れを生で感じる

書店に足を運んでいると、リアルでしか味わえない生きた情報を得ることができます。
まずパソコンやスマートフォンの画面では収まりきらない膨大な一次情報が、100%生で確認できる上に直接触れることができます。

書店の最大の魅力と武器はこれです。

ネットの海へピンポイントに答えを求めることが当たり前になった今、自分が気づかなかった情報に触れることが逆に貴重になってきているように思います。

それは新聞やテレビなどにも言えることかもしれません。

ただ、書店に並べてあるものは、どれも一つ一つが要約された情報がギュッと詰まった本です。

一次情報としての質がそもそもとても高い。

買わなくても書店に行って、目にとまった本をパラパラめくるだけでも刺激を受けます。

いつも立ち止まる棚の前で「新しい本入ったかな、こんな本あったかな」と定点観測するのが楽しい。

夢の実現を早めるには、本から経験値や法則を学ぶこと

夢の実現に必要なことは才能でも運でもありません。
チャンスが到来したときにモタモタして遅刻しないことです。

本の内容は、誰かの成功体験や経験談や考えのかたまり。

自分が経験していないこと・およそ考えつかないようなことも、本を読むことによって先回りして学べるのです。

興味を持った人、面白いと思った人が本を書いていないかどうか、いつの間にかチェックする習慣がつきました。

理想に近づくために一番大切なことは、本を読んで得られた知識から、さらに自分で仮説を立てて行動してみることだと思います。

(自戒)

だから、なにかやりたいことが出てきたら、とりあえずやってみよう!と今は前向きに考えています。

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自分が求めている本を見極めるための3つの条件

この本の中には、自分にとっての良書を見極める条件もいくつか書かれています。

そのための前提として、質を気にする前にまずは圧倒的な量を読むことを説いていますが、

書店で本を選ぶときにいますぐ活かすことができる条件を紹介します。

(私も実際やっています)

その条件とは、

  • まえがきが面白い
  • 1分間立ち読みして1ワードでも引っかかれば買う
  • 気になって2回立ち読みした本は買う

という3点です。

本を選ぶとき、この3点を自分の感覚と照らし合わせてみると、

買おうか迷っていた本が、いつの間にかお気に入りになっているかもしれません。

本を読む楽しさをあらためて伝えたい

会社の同僚とご飯を食べていたとき、聞かれたことがありました。

「仕事終わると暇だから何か始めようと思うんだけど、何かやることないかな?」

私は、本屋に定期的に寄って気になる本でも買って読めばいいと提案しました。

(その子の家までの帰り道にちょうど大きな書店があるんです。)

しかし、「えー」と言ってなんだか微妙そうな困ったような反応をされました。

結局その場では、行動にうつしてもらうだけの「書店の魅力や読書習慣の素晴らしさ」のプレゼンは失敗しました(笑)

だから決めました。今度会ったらごちゃごちゃ言わずに、黙ってこの本をプレゼントする。

そして一緒に本屋さんへ行こうと誘う。

とりあえず私の読書人生を変えてくれたので、あなたの読書の認識も変えてくれるかもしれません。

それから、「書店を利用したい!」と思えるような本の流通システムについての記事も書いています。

こちらもぜひお読みください。

送料無料で本が受け取れるネット書店「e-hon」は、地方書店を救うかもしれない。

ではまた。

 

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