炭酸です。
9月の半ばからすでに朝晩寒いところに住んでいるわたしが、冬向けのアウターをレビューします。
- 文句なく暖かい
- 耐久性が高くずっと愛用できる
- モコモコした着ぶくれ感が少ない
- 高価なだけあって機能面が優れている
実際にわたしが着ている「Patagonia」と「THE NORTH FACE」を比較してレビューしてみます。
もくじ
2つのアウトドアアウター
参考までにイメージはこのとおり。
Patagonia ナノエアフーディ
THE NORTH FACE コンパクトノマドジャケット
この2つのアイテムを選んだ際のポイントを紹介しつつ、基本的に手放しで褒めてます。
そして☆5段階でそれぞれ評価するので参考にしてください。
暖かさ
どっちもあったかくて、持っていれば「すごく冷え込んでも何とかなる!」という精神的な安心感がある。
【評価】
ナノエア
ノマドJK
具体的には機能性のところで詳しく書きます。
生地感と着ごこち
パタゴニアのナノエアはやわらかい生地なので、着こんでいったら摩擦で毛玉ができそう。
しかしほどよい伸縮性があり、仕事現場で着ていたときも体の動きに干渉しませんでした。
また、ノースフェイスのノマドJKは表面の生地がさらっとしていて丈夫。
悪天候に対応できるように撥水加工と防風性のある生地なので、少々荒っぽく着ても安心です。
内側のフードやボディの部分は毛足の短いファーで覆われています。
また、袖の部分だけファーではなく、さらさらしたポリエステルの生地になっているので腕が通しやすいです。(ダウンジャケットの内側みたいな生地感)
【評価】
ナノエア
ノマドJK
機能性
日常生活の足はほぼ100%車だという前提で読んでください。
車は暖房で暖かいですが、脱いだり着たりが面倒なので、わたしは車内でもアウターを着たまま運転しています。
まずパタゴニアのナノエアを着ていて一番びっくりして感動したのは、大きな気温差があっても快適だということ!
普通は外の寒い気温にあわせたアウターを暖かい車内でそのまま着ていたら、蒸れて暑くなりそうなもの。
しかしナノエアは不思議とそういう不快感がなく快適です。
その理由は、ナノエアが透湿性と保温性を併せ持つように作られているから。
汗をかいたら、その不快な湿気を適度に外へ逃がしてくれつつ、しっかり暖かさも保ってくれる。
ウエア自体が呼吸しているようで、基本的に内側で蒸れない。
外で着ていても部屋で着ていても快適なので、全然違和感がなくて着ていることをたまに忘れるレベル。そしてなにより軽量。
次に、ノマドJK。
ナノエアの機能について多く語りましたが、こちらも十分素晴らしいです。
着ごこちのところでも触れましたが、防風性があるので外が寒くてもほとんど影響を受けない。
撥水加工なので、小雨くらいならフードをかぶってしのげる。
摩擦をあまり気にしなくても良いので、荷物を抱えたり背負ったり、作業性も文句なし。
ただナノエアと比べてしまうと、蒸れる。
【評価】
ナノエア
ノマドJK
デザイン
デザインについてはそれぞれこだわりがあると思いますし、実際わたしも悩みました。
いくら暖かくても、ミシュランのキャラクターみたいにモコモコになるのは嫌だったのです。
※参考画像
だから見た目がダウンジャケットみたいなやつは最初から候補から外していて、行き着いたのは「なるべく細身でシルエットがきれいに見えそう」という1つの基準でした。
その点を考慮してまずはナノエア。
参考画像はモコモコして見えるかもしれませんが、実際の生地は薄い。そして着てみて気づいたのは、比較的着丈が長いということ。
細身のウエアは前を閉めて動いているとずり上がってくることがあるんですが、ナノエアはそういうふうにならない。
これは私にとってうれしい誤算でした。
ただし1つ残念な点は、サイドの脇腹のあたりに入っているステッチ。中の綿がずれないような構造にするため仕方ないんですが、ダサい。
次に、ノマドJK。
そういうわけで着丈を気にするわたしは、ナノエアと同じくらいのサイズでノマドJKを試着。
そしたらこちらは比較的着丈が短い。
どうしても着丈の短さが気になったので1サイズを上げると、今度は身幅が広くなってなんだかすこし太く見える。
悩んだ末、最終的には着丈の長さを優先した。(普段Mを着ている場合はLを選ぶと着丈の短さが気にならない)
サイズに対して着丈がもう少し長ければ、よりすっきりしたシルエットになるのになと思いました。
ただ、身幅が広い分、より体を動かしやすいというメリットはあったので今は良かったと思っています。
それから、カラーの特徴については、
- ナノエアは2色使われているので全体の差し色
- ノマドJKは1色なのでシンプルなコーディネート
に向いていると思います。
ただ、THE NORTH FACEは他社とのコラボレーションもやっているので、将来的にノマドJKでも柄モノのデザインが登場するかもしれません。
それぞれ3~4種類のカラーバリエーションが展開されています。
【評価】
ナノエア
ノマドJK
値段
気になるのはそのお値段。
・ナノエア 41,040円
・ノマドJK 19,440円
※2018年12月時点での参考価格
お、おう。なかなか気軽に買える値段じゃないんですよ。(私にとってはね)
だけど、ナノエアについてはセールがあったので3万円切るくらいで手に入った記憶があります。
Patagoniaオンラインの公式ショップではたまに大幅なセールがあるのでタイミングによってはお得に手に入るかもしれません。
ノマドJKは機能性や使い勝手を考えたらコストパフォーマンスがとても良いです。
【評価】
ナノエア
ノマドJK
総合的な評価は?
Patagonia ナノエアフーディ
メリット:
- 透湿性と保温性のバランスが良く快適な着心地
デメリット:
- 摩擦に弱い
- 値段が高い
THE NORTH FACE コンパクトノマドJK
メリット:
- 撥水加工と防風性を兼ね備えていて、ハードな環境でも使いやすい
- 手が届きやすい値段
デメリット:
- 着丈が短い
- 若干蒸れる
そして5つのポイントから評価してみた結果です。
パタゴニア ナノエア ★4.2
ノースフェイス ノマドJK ★4.4
アウトドアブランドのウエアは高価だけど、これだけの機能性を備えていれば長い目でみて良い買い物になると思う。
これを機に冬アウターの選択肢にいれてみてはいかがでしょうか。
現場からは以上です!