不意打ちでネットワークビジネス(MLM)に勧誘された時の断り方【体験談】

これは私の経験談であり失敗談です。

平日の夜、23時ごろようやく解放された。時計を見ると会ってからもう4時間経っている...。

そんな事実にうなだれながら「その場ではっきり断れないと一気につけ込まれるんだな...」と反省しました。

その教訓を生かした内容を読んでいただければうれしいです。

「今後ネットワークビジネスに勧誘されたときに断れるか心配...」

「家族や仲の良い友達が、ネットワークビジネスで稼ぐと言って聞かない。困っている」

少しでもそういう心配のある人のヒントになればと思います。

最初に断っておくと、ネットワークビジネス自体を否定しているわけではなく、今まで見てきたネットワークビジネスのやり方に共感できないのです。

結論から言って、ネットワークビジネスの商品を勧められたり、ビジネス自体に勧誘されて断りたいとき。

そういう場面での一番の返答は「一切興味がないし、その話をするつもりで来ていないので帰る」ということです。

話を聞かないのが一番効果的で、何かと理由をつけて接触しないことが大切です。

ネットワークビジネス頻出ワードなど勧誘された人なら分かる「勧誘あるある」も書いてみたので、ぜひ暇つぶしに読んでみてください。

勧誘のきっかけ

  • 学生時代の同窓会
  • 友人の結婚式
  • SNSやLINEでフォローしたり友達になる
  • 友人との飲み会で再会

どれもよくあることなので、この時点では特に違和感がないと思います。

近づいてくる兆候

  • SNSでのいいね!やコメントが増える
  • 今まで一対一で会ったことがない、またはそこまで親しくないのに「お茶しよう」「飲もう」と誘われる。

相手は常に勧誘する対象を探しています。
「学生時代そんなに関わりがなかった」
「卒業してから一度も会っていない」
「2人で遊んだりしたことがない」
「趣味もそんなに合うとは思えない」など

こういった客観的にみてつながりの薄い関係でも積極的に連絡が来ます。

そこまで親しい間柄ではないのに積極的に会おうとしてくるのは、勧誘に慣れすぎて相手との距離感が麻痺していることも考えられます。

ここで違和感を感じた人は敏感ですし危機管理能力が高いですね。

ネットワークビジネスをやっている人の特徴

  • SNSで友達やフォロワーが非常に多い
  • SNSで何かのセミナーやイベントに参加したことをぼかして報告

自撮り写真のアイコン、セミナー開催、輝いて生きる、勉強会、ミーティング、達成の年・・・

本人が書いていなくても、このようなワードを使ったりする人がフォロワーにたくさんいたら要注意です。

もっと具体的に言えば砂糖不使用とか無水鍋とかいうワードはほぼ黒です。

ぼかして意味深な文章にすることで見る人の興味を引く手法で、うっかりコメントなどすればすぐに連絡が来ます。

勧誘のシチュエーション

  • 「栄養学に詳しい講師の人が料理教室やるみたいなんだけど一緒に行かない?」
  • 「薬剤師さんが話す食育セミナーがあるんだけど一緒に行かない?」
  • 「知り合いのサロンでエステの体験できるから行こうよ」
  • 「◯◯に興味あるんだよね?今度知り合いの詳しい人紹介するよ」
  • 「ライフスタイルがかっこよくて雑誌に載ったりしてる人が今度来るから会いに行こう?」

違和感があったら詳しく内容を聞きましょう。そこで怪しいと思ったら行ってはだめです。

「料理教室」は一番多い勧誘パターンだと思います。ハロウィンやクリスマスやお正月など季節に合わせて誘ってくるパターンもあります。

「もうすぐクリスマスだから行かない?時短で今より簡単にケーキつくれるようになるよ!」とかね。

問題はその誘いにのって、当日その場に集まった人たちで料理を作ったあとです。「実は今日使っていた鍋はね・・・」と話が始まります。

あなた以外のその場にいる人は実は全員ビジネスの関係者というケースが珍しくないので、みんなで商品をすすめてきます。

だから面と向かって断れる自信がない人はそういう場に行ってはダメなのです。

「エステ」「美容」関係の誘いも多いです。また、ここでいうサロンはお店ではなく、ネットワークビジネスに関わる誰かの自宅というケースもあります。

ちなみに私が会うことになったきっかけは、炭酸がインスタにのせてた旅行や音楽フェスの話に興味があっていろいろ聞きたいから家に遊びにきてよ〜」という連絡でした。

「特商法」のルールからすれば完全にアウトです。

特定商取引法 第34条 禁止行為

故意に事実を告げず、又は不実のことを告げる行為をしてはならない。
(略)
五  前各号に掲げるもののほか、その連鎖販売業に関する事項であつて、連鎖販売取引の相手方の判断に影響を及ぼすこととなる重要なもの

目的や事実を知らせないまま呼び出すこと自体が、そもそもルール違反だということです。

勧誘あるある 頻出ワードと模範解答

「将来病気とかで働けなくなったら不安じゃない?お金とか。仕事楽しい?」
「大丈夫、何とかするし何とかなる。仕事は大変なこともあるけど不満はない」
「稼げるようになったら好きな時に好きなだけ海外旅行行ったりできるんだよ」
「家族や友達と一緒に行くことに意味がある。そのビジネスの人と行くことに魅力を感じない」
「働かなくてもお金が入ってくる権利収入が手に入るんだよ」
「達成できるか分からないもののために、今まで築いてきた信頼関係を切り売りできない」
「広告費がかからないから良質な商品を安く提供できるんだよ」
「本当に良質なものなら広告費をかけなくても口コミやSNSで広がっていくんじゃないかな」
「先月は◯◯円、今月は◯◯円稼げるようになったんだよ」
「商品はいくらぐらい自分で買ってるの? もし自腹で買って無理して作った実績だとしたら、稼げてるって言わないと思う」

人間関係は信頼の上に成り立っている

この記事の冒頭で少しふれましたが、平日の夜、4時間つかまったあと、半ば強引に切り上げて帰りました。

その後たまにセミナーや料理教室のお誘いがありますが、「興味がない」「間に合ってる」など一言ですぐに断っています。

「良いものは広めたい」 「誰かの役に立ちたい」 という思いは多かれ少なかれ誰でも持っていると思います。

ただ、嘘をつかれたりあまりにも強引な勧誘は、欲が露骨に見えてしまって相手が信用できなくなります。

私は人からの信用を積み上げていくことに大きな意味を感じます。

あなたもそういう考えをお持ちなら、万が一のときはこの記事を思い出していただけたら幸いです。

現場からは以上です。

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