【ライブレポ】新しい学校のリーダーズ ×GANG PARADE(ギャンパレ) の2マン「偶像襲来」 in 松本ALECX セットリスト

どうやら近場で"ギャンパレ"を観ることができそうだという期待と、キレキレのダンスを披露する"リーダーズ"へ寄せる期待が混じり合って、当日を迎えることがそれはもう楽しみで仕方がなかった。

あとライブタイトルのセンスがいい。

会場は松本駅からほど近い松本ALECX。
整番が良かったので2列目付近に位置取れた。

新しい学校のリーダーズ


最初に出てきたのは新しい学校のリーダーズ。

おそらくフロアの大部分はギャンパレ目当ての"遊び人"がほとんどで、歓声の大きさからすでにアウェイ感がある。
あれ、しかも3人しかいない...。


アグレッシブなピアノと歪んだギターで「毒花」が始まると、ステージに釘付けになる。
歌謡曲然としたメロディーをメガネのSUZUKAが歌いだし、自然と目がいく。

ライブ始まってすぐに感じるダンスのキレの良さ。バネが入ってるんじゃないかと思うくらい体がしなり、はねる。

こんなにテンポが早く動きの多い振りをメンバー自らつけているということだから驚きだ。

事前に軽く予習をしていたときは、単純に楽曲のかっこよさに惹かれた。

すでに解散してしまったPE'Z東京事変のメンバーだったH ZETT M氏がプロデュース・楽曲提供を行なっているのなら、音楽が魅力的なのは当然のことかもしれないが。

YouTubeのライブ動画はやはりただの動画だと思った。実物のほうが100倍いい。

リーダーズは実際目の当たりにしてみると、フロアに迫ってくる気迫がすごかった。
それはそれは全力がバシバシ伝わってきて、すっかり感動してしまった。

曲の演出的には、小道具使ってみたり、メンバー自らMCPを打ちつつラップを披露したり、スカートを振りに取り入れてみたり。
とにかく飽きさせない。

間髪入れずにしゃべるSUZUKAを中心としたMCがまた面白くて、会場の空気もほぐれていくのがわかる。

なによりMCまで含めた流れでちゃんとステージメイクしているのが伝わってきたし、フェスでたくさんの人に発見されてファンが増えるのも時間の問題だと思う。

グループのコンセプト「はみ出していく」ことについて語る内容も共感できる。

「はみ出し」を「違反行為」とイコールで見られがちなんです。
だから「今日、はみ出してないね」って言われることもあるんですが、ふざけることがはみ出しだとはそもそも私たちは思っていないんですよ。
そこを勘違いされないようにしたくて。
ルールを守った上で自分のやりたいことをやるのが「はみ出し」っていうことを、キチンと伝えていきたいです。

引用:清廉潔白にはみ出していく。新しい学校のリーダーズの真髄に迫る

ルールという縛りがあるからこそ生まれる緩急やカタルシス。
枠の中での最大限の表現にこそエモさが宿る。

そうやって作り込まれた確信犯的なステージングも魅力に感じる。

インフルエンザでRINがお休みだったみたいなので、今度は4人そろった状態で観たい。

新しい学校のリーダーズ セットリスト

セットリスト
(一部抜けているかも)
01:毒花
02:席替ガットゥーゾ
03:恋の遮断機
04:キミワイナ'17
05:迷えば尊し
06:青春エンドレス
07:最終人類
08:ピロティ(アンコール)

GANG PARADE(ギャンパレ)

ライブを観るのは2回目だけどまだ目の前にいる現実感がない。

4月に加入したメンバー2人、特にハルナ・バッ・チーンの表情がとても良くなっていて驚く。

ツアーぶりの「盗られそう」、ひさびさの「とろいくらうに食べたい」などあまりやらない曲も聴けた。

初披露の「HERETIC」は、シュールなダンスと斬新なフェイドアウト演出が新しく、どよめきが起こっていた。


曲自体の力に圧倒される「LAST」。
ダンスも雨風に打ちひしがれてる様子が分かりやすく表現されてる。

"僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる"

無我夢中で扉をこじ開けてきたGANG PARADEには高村光太郎的な軌跡を感じることがあって、この曲にもそういう痕跡が散りばめられている。

切なく、重く、これからの彼女を思うととても頼もしい。より力のある曲に育っていくんだろうなという予感がした。

それから、新アルバム収録曲に混じっての「FOUL」は結束の証というか特別な曲だと改めて思う。BODY&"9SOUL"のシンガロングもすっかり慣れた。

あとはひたすらキャン・GP・マイカさんがかわいい

全体的には持ち時間も長くてとても楽しめた。

ギャンパレ セットリスト

セットリスト
01:Plastic 2 Mercy
02:pretty pretty good
03:盗られそう
04:GANG PARADE
05:HERETIC
06:夜暗い夢
07:とろいくらうに食べたい
08:Beyond the Mountain
09:Jealousy Marionette
10:LAST
11:GANG2
12:FOUL
13:CAN'T STOP

振りの演出上、観客同士で肩を組んだり手をつないだりする場面でも、となりの人が笑顔で「やりましょう」って雰囲気を出してくれてうれしかった。

観客はみんな全体的に優しいので、ライブ慣れしてなくても楽しめると思う。

GANG PARADEのライブに行こうか迷ってる人は「Message」を聴いて、とりあえず行こう。

ライブ後の特典会で匂いフェチのマイカさんに「いい匂いするー!」って言われたことがこの日のハイライトでした。照れた。(いい匂いの女を目指そう)

そして何より良かったのは、お互いがリスペクトしあっていて最高の対バンだったこと。

母、妻、30代、いろんな看板を下ろして身軽に楽しめるライブがやっぱり楽しい。

ギャンパレツアーのライブレポはこちら。

現場からは以上です。

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