そのメールは深夜に届いていた。
差出人は、先日書いたGinger Rootの記事を読んで気になって連絡してくれたらしい。
downtown marketというバンドの人だった。
東京を中心に活動するインディポップバンド。
高校時代から同じバンドで活動するSleepingowlとササキクルミの二人をベースメンバーに活動。
過去に主催したイベントでは
Ringo Deathstarr(US)やHomecomings、The fin.などが出演。
書いた記事はこちらですね。
せっかく縁があったことだし、率直な感想を書いてみる。
最近同時にリリースされた新曲2曲。
まず「Sleeping Owl」は男女ツインボーカルの魅力を余すところなく味わえる。コーラスの透明感は間違いなく武器だし、コードで押し切るギターの力強さもいい。
もう一方は、カッティングがさわやかさと疾走感をまとっている「Blue」。後ろノリのギターのバックにはイントロのリフが流れる。
わかりやすいメロディーを繰り返しながら、だんだんと熱を帯びていく様は気持ちがいい。けっして派手じゃないけど、鳴っている音につられて心が高揚するグッドミュージックだ。
すでにリリースされている音楽も聴いた。
インディーポップバンドという守備範囲の広さで、固まりきっていない自由さがあっていいなぁと思う。
なかでも今年のはじめにリリースされた「Instant Dreams」に収録されている3作を入門盤として聴いてみよう。英詞も日本語詞もコーラスも全部楽しめるから。
それから、コーラスがよりエモーショナルに作用するんじゃないかと踏んでるので、今後はミドルテンポの曲にも期待したい。
良い出会いをありがとう、downtown market。