
私、炭酸は夫と同居していますが、普段の生活空間は完全に分けています。
夫婦それぞれ別の部屋を持ち、寝る時も別々。
結婚当初からこういうスタイルをとっています。
そのことについて何気なく人に話すと、少なからずいろんな反応がありました。
私たち夫婦はこのスタイルにあまり疑問を持ったことはなかったので、少数派なんだ・・・と驚きました。
そういうわけで、今回は家庭内別居生活の体験談とこの生活を続けていくポイントを書きます。
この話、需要があるとすれば、
- 結婚や同棲というと、お互い自分の時間が無くなるイメージがある
- 一緒にいる意味あるの?
- 興味はあるけど実際自分たちもできるのかな?
という人に向けての内容でしょうか。
「こんな風に生活している人もいるんだなー」という参考程度に読んでいただければ幸いです。
もくじ
死ぬまで続く結婚生活だからこそお互いを尊重したい
夫婦になろうと決意するくらい「この人と一緒に生きていきたいな」と思っても、
もともとは家庭環境も価値観も違う他人。
結婚についてあまり夢を見ないというか、冷めた考え方かもしれません。
結婚するとき「どんな生活がしたいのか」「必要なことは何か」をお互いに話しました。
意見が一致したのは「お互いを思いやることを忘れずに、ずっと一緒にできるだけ楽しく暮らしていく」ということ。
そこを目指すために夫が唯一希望したのが、自分の部屋が欲しいということでした。
私も自分一人になる時間が欲しいタイプだったので、賛成して部屋を分けることに決めました。
家庭内別居生活に向いている人
ただし、同居しながらそれぞれの部屋に住むというのは、ルームシェアと同じ。
私もそれぞれの部屋を持つということに全く不安がなかったわけではありません。
お互いの経験則から、家庭内別居に向いている人の特徴が浮かび上がってきました。
①思いやりや想像力があること
②何かあったら話し合いで解決できること(あまり感情的・ヒステリックにならない)
③それぞれ趣味は違っても、お互いの趣味や好きなことに理解があること(否定せず尊重できる)
④お互いの考えや出来事に興味を持てる、話を聞けること
特に大事だと思うのは、上の2つ。
当たり前ですが、相手が何をしたら喜ぶとか悲しむとか、相手を思いやる想像力は大事。
そして、問題解決の方法が同じというのも大事。
問題が起こったときに感情的になって必要以上に大きな波風を立ててしまうと、
お互い疲れ果てて解決しないまま「もういいや・・・」となってしまう。
お互いと向き合うことをどちらかがやめてしまうと、たぶんこのスタイル、というか結婚は破綻します。
この4つはクリアできそうだなと思えば、別々の部屋でもうまくいきます。
あらかじめ決めたルールめいたもの
別々の部屋を持っているといっても、全く顔を合わせないということはありません。
- お互いの部屋は自由に行き来する
- 家事は基本的に炭酸がやるけど、夫も積極的に参加する
- おやすみと言って相手の部屋を出たあとは、基本的に立ち入らない
考えてみると思ったより少なかった。
夫は「寝支度」と呼ぶ独身時代からのいろんな習慣があるみたいなので、
こちらも察して深くは聞きません・・・笑
実際の家庭内別居生活はどんな感じ?
具体的にイメージしてもらうために、炭酸夫婦のある日の様子を紹介します。
(興味がない人は飛ばして・・・!)
19:00 炭酸、夕食を済ませる。その後は部屋で読書したり楽器をいじったり好きなことをする。
20:00 夫が帰宅してお風呂へ。炭酸は部屋で(以下略
20:30 夕飯を準備し、夫と今日の出来事を話す。夫が食べ終わって2人で片付け。
21:00 炭酸、自分の部屋にテレビがないので夫の部屋へ。
夫はニュースを見ながら本やマンガを読んだり、パソコンでブログをチェックしたりしている。
炭酸もニュースを見たり、読書をしたり。2人で録画した番組を観たり。
22:30 炭酸、眠くなってきて自分の部屋もしくはお風呂へ。夫はAmazon Primeでアニメを観るようだ。
23:30 夫が洗面所で歯磨きしている音が聞こえてくる。炭酸、podcastを聴きながら就寝。
実際のメリットとデメリット
こういう感じの生活を2年ほど続けていますが、今のところメリットのほうが大きいかなと思います。
【メリット】
- お互い好きなことをする時間がとれる。
- リラックスできて精神的に安定する→お互いを思いやる余裕が生まれる
- 夜は光・音を気にしないですむ。
- 結婚当初の新鮮な気持ちが比較的長く続く。
【デメリット】
- 相手に万が一のことがあっても気がつかない可能性がある
- 意識しないとお互い会話する時間がない
コミュニケーション不足については、
家事や買い物、ウォーキングなど2人でやることも多いので
今はあまり心配はしていません。
家庭内別居生活まとめ
現状、夫婦2人の生活としてはうまくいっています。
家族の形が変われば、また検討が必要になることもあるでしょう。
大切なのは、お互い気持ち良く生活するために考えて努力することだと思います。
他人からスタートしたまだまだ浅い結婚生活ですが、
そうやって家族として少しずつ固まっていくのかなーとなんとなく思っています。
今回の記事を書くにあたって「家庭内別居」とネットで検索すると、あまりにもネガティブな内容が多くて驚きました。
そしてあらためて、家庭内別居生活という暮らし方を続けられていることに感謝の気持ちが出てきました。
少しでも前向きなイメージで、どこかのカップルの背中を押せたらなと思います。
ポイントは思いやりと話し合いです。
ではまた。