炭酸の日常をつづる「日々のあわ」をしばらくぶりに書いてみたい。
新型コロナウイルスは、頭のどこかで東京の出来事だと思っていた節があった。
それがオリンピックの延期が決まり、地元で感染者が出るや否や、周りはやっと真剣にマスクをするようになったように思う。
身近で起こってようやく自分事になるのだなあ。
緊急事態宣言が出されて初めての週末。買い物へ出かけると、スーパーやドラッグストアはいつもよりかなり人が少ない。
おむつだけは必要だから不要不急には当たらないよね...と誰ともなく同意を求めたくなる。
そして3月から続くライブの中止・延期。
カルチャーの体力みたいなものが淡々と削られていくようで悲しいのと、業界の自粛に甘んじて何の支援も講じない政府にただただ怒りとやるせなさを感じる。
わたしのような無力な音楽好きが出来ることは本当に限られているけれど、やれることをやるしかないと思う。
カルチャーブログを書いているふじもとさんが声を上げるきっかけをつくってくれた。
3月24日の参議院財政金融委員会にて当キャンペーンが取り上げられました! https://t.co/gX0TMjUfm9 @change_jpさんから
— ふじもと@Hello,CULTURE (@fujimon_music) March 25, 2020
無力でも、束になってかかれば何か動かせるかもしれないというわずかな希望。諦めず、腐らず、それだけ。
在宅で出来ることはお金を使うことだ。
なんとなく感じる息苦しさもついでに吹き飛ばそうと、レコードやCD、洋服を買った。ものづくりをしている人たちに少しでも貢献できたらいい。
以下、買ったものの一部。
Tahiti80のアコースティックアルバム(LP)。
甘さとさわやかさを同時に放つヴォーカルはいつ聴いても心を軽くしてくれる。
じつはレコードプレーヤーを持っていなくていまはインテリアと化している。
これからお気に入りのプレーヤーを手に入れる楽しみもあるよね、なんて悠長に考えているところ。
去年の最高傑作といっていい、ROTH BART BARONのアルバム。
2019年のベストソングにも選んでる。
どちらかというと、ライブ音源が収録されたCDもついてくる!という購入特典に引っ張られた形で買った。
そんな太っ腹でいいんですか、いやーうれしい。
内容はいわずもがな最高で、繰り返し聴いている。ジャケットも本当に美しくて大切な1枚になりそう。
本日付けで新しい部署に異動になる。いまの部署、一人一人別れの言葉で盛大に送り出してもらったけど、最後サプライズの餞別がジンジャーエール1ケースで笑っちゃったな。みんなわたしが好きなもの分かってるんだな。そのあとじわじわ嬉しくて涙が出た。
— 炭酸 (@north_b77) March 31, 2020
仕事は人事異動となり今月から新しい部署へ。
昼休みの読書を再開させた。
慣れない業務が気になってなかなか読み進められないのだけど、幡野さんの文章はするすると読みやすい。
とてもわかりやすい言葉で、相談者の本音を浮かび上がらせていくなあと思う。
ともあれ、Stay Homeで早くコロナが収束しますように。
炭酸的、春の歌を集めたプレイリストを公開してるので、よかったら聴いてみてね。