50代60代の人に「最近の音楽はわからん」とか「ガチャガチャしてる」とか愚痴っぽく言われることがあるだけど、ちょっと待って。

確かにその世代の琴線にふれるような曲は好きだけど、わたしはいまの音楽もめっちゃ好きなのですよ。

「そうですよね~、徳永英明とかユーミンとか良いですよね!」笑顔で相づちを打って、心の中では真顔。悲しいことだけど、多くの人はいつの頃からかシーンに登場する音楽を積極的に追わなくなる。

YoutubeやSpotifyなどの登場で音楽へのアプローチが手軽になったいま。そんな時代に出てくるバンドというのはごく自然にいろんな音楽のエッセンスをバランスよく取り入れている。

never young beachyogee new wavesはそんな最近の若手バンドの筆頭に挙がる。

2バンドともはっぴいえんどに影響を受けていることを公言している。

わたしだけかもしれないが、この2バンドは聴いているとまるで1つのバンドのように感じることがある。名前も3語で似てるし、と考えるのはこじつけだね。

2つのバンドの双子のような音楽性は、"ルーツがはっぴいえんど"という共通項になにかしら関係があるんじゃないか。どんな影響が感じられるのか探ってみたい。

この記事を読んで、はっぴえんどが好きだった人が新しい世代の音楽に興味を持ってくれたらうれしい。

はっぴいえんどという伝説的なバンド

まずはみんなどこかで耳にしたことがあるんじゃないかなという有名な曲をどうぞ。

「風をあつめて」


ひとことで言えば、情緒や風景が浮かんでくる音楽。

まだフォークが主流だった日本に現れた、初めての「シンガーソングライター」的なバンド。

日本語ロックの元祖としていまもミュージシャンに大きな影響を与えている。また日本の音楽を語るのに外せないくらい、はっぴいえんどのメンバーは邦楽の歴史に深く関わっている。

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そんなはっぴいえんどの音楽に影響を受けた2つの若い音楽を順番に聴いていく。

never young beach - 西海岸のはっぴいえんど -

ネバーヤングビーチ。ネバヤンとか言われている。

「明るい未来」

公式サイトで"西海岸のはっぴいえんど"という表現を見つけてしまった。

明るい音楽に日本語の歌詞。2人それぞれに鳴らすギターで音にバリエーションと厚みが出て、サーフミュージックのようなリフがBメロサビ前に挟まれたりする。

どことなく南国を感じさせるあたりが"西海岸"と表現される理由かもしれない。PVも海との関連が多い。

「あまりいかない喫茶店で」

「散歩してて起きたことをそのまま歌詞にしたよ~」みたいな等身大の感覚を歌詞に取り入れる感覚が、はっぴいえんどの普遍性に通じるのかなと思う。

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yogee new waves - 現代東京のはっぴいえんど -

そもそもなんて読むんだ?
ヨギーニューウェーブス。略してヨギー。

「World is Mine」

静かな曲かなと見せかけてからの、動き出すギターからの盛り上がり。

歌詞では和製英語のようなフレーズが出てきて、間奏で決まったフレーズを繰り返し口ずさんでいる曲が多い。

それからサビの一連のフレーズが長めで、1つのメロディーの抑揚が大きい。歌詞というより語りのような感覚。

はっぴいえんどは当時の東京を切り取った心象風景を歌詞にしていたようだけど、ヨギーの歌詞は彼らがいまの東京に感じる空気感を綴っている気がする。

「how do you feel」


音楽は波風もなく穏やかで、どちらかといえば言葉少なく抑え気味に進行していく。

そう油断していたらサビからメロディーが動いて一気にたたみかけてくるこの展開。たまらない。

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シティポップリバイバルをきっかけに思うこと

やばい、あらためて聴いてみると似てると感じるところばかり出てくる。

・ボーカルの声質
・肩の力を抜いたような脱力感
・バックで鳴ってるギターのリフ
・日本語の歌詞
・音楽に歌詞を詰め込んだ確信犯的な字余り感

しいて結論を急ぐならネバヤンとヨギーの違いみたいなものは、

  • ネバヤンのほうがボーカルの声が渋い
  • ヨギーはたまに英語も入れてくる

といったところだろうか。(うわあ・・・)

個人的には、懐古主義というか「昔は良かったよね」みたいな意見はもったいないと思う。

心が動くような歌を、音楽を鳴らしているバンドはたくさんある。それを自分から見つけに行くことをやめてしまっただけなんじゃないの?と思う。

過去の音楽を掘り下げていってそれまで知らなかった名曲を発見することはうれしい出会いだ。逆に自分より年代が下だとしても、過去の音楽をいまの感覚で解釈しなおしている音楽は新鮮だ。

今回紹介したネバヤンとヨギーは精力的にライブしているから目撃して欲しい。かっこいいからあなたにも聴いてほしい。

結果的に2バンドを並べて紹介したかっただけの記事になってしまった。

はっぴいえんどつながりでシティポップというと、こちらの音楽もはずせないと思う。

よろしければ、こちらもあわせてお読みください。

現場からは以上です。

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